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Galerie vivant アートブログ~空のように自由に~

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2010年4月6日火曜日

■ ミュシャと挿画本

昨日、一生懸命同じタイトルでブログを書いて完成とおもって、どこかをクリックしたとたん全部
消えてしまった。もう7時すぎで、頼みのタッチャンはホームページ作成でパソコン画面に張り付いているため、あきらめてかえってしまった。
事務所にある5台のパソコンで一番の古顔が、私がつかっているもの。何かがあるたびに、
もう寿命ですよとみんな素っ気ない。毎日、今日一日無事でありますようにと願っている。

ミュシャは、パリにでて苦学していた頃から、生活のためにいろいろな挿画本を手掛けた。
1894年から1929年の間に、木版、リトグラフなどで9冊の挿画本を手掛けた。その中でも
とくに有名な作品に、1897年制作の「エルゼ:トリポリの姫君」がある。
今回は、その挿画本も展示している。225部限定の内、35部は特別の和紙に刷ってあり、
180部は普通のヴェラン紙に刷ってある。この本は、35部のうちの32番。しかも、コレクター用に
特別の皮装丁をしたもので、3方金も実にフレッシュに残っており、中のカラーも鮮やかに完璧な
状態のものである。最近では、この普通版を解体して、1点づつ額装して販売しているが。
このような完璧な姿を末永く受け継いでくださる方はいないものだろうか。