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Galerie vivant アートブログ~空のように自由に~

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2010年9月14日火曜日

■上海ポスターの技法がわかりました!

上海で印刷された上海ポスターを展示していると、いままで来た事のない方が立ち寄ってくださる。
昨日は、評論家の金澤さんが立ち寄り「ヴィヴァンさんは、時々おもしろい展覧会をしますね」と
展示してあるポスターを眺めて、珍しい、珍しいを連発した。

今日来た方は、以前よくヴィヴァンに立ち寄ってくださっていたが、新しい場所に越してからは、
今日がはじめて。 元は印刷関係の会社に勤めていて、現在は骨董やになったとのこと。
これらのポスターの技法がはっきりしなかったため、おもわず聞いてみると、くわしいこと!


時代からすると、リトグラフかとおもっていたが、よく見ると「点」がみえるので、1930年代に
オフセット印刷があったのかと疑っていたが、大正時代からあったとのこと。ただ、紙やインクの質、写真技術の進歩によって、同じ技法でもかなり違うものに見える。
現在展示しているポスターの中にも、手描きのみのリト刷りのもの、一部手描きで一部「網伏せ」
という初期のオフセット技法を併用したものがあると1点ずつ説明してくださった。
現在は、骨董やさんというだけあって、値段まで査定してくださった!

現在のポスターのほとんどは、オール網点のオフセット印刷となる。

23日まで、東急文化村ギャラリーで万華鏡展があり、タッチャンも販売に駆り出されているので、
明日は画廊に立ち寄るとのこと、イメージのアップを頼もう。。と。