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Galerie vivant アートブログ~空のように自由に~

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2010年11月23日火曜日

ヒマラヤに祈る:武井宏允 展

武井先生の作品展は、久しぶりになる。
今回のタイトルは、「ヒマラヤに祈るー心の色と形」となっている。
1988年にヴィヴァンで初めての個展をしていらい、一貫して画面から受ける印象は静寂だった。
○・△・□が必ずといっていいほど画面に現れていたのも変っていない。
ただ、かっては水彩と間違うほどのうす塗りの油彩だったのが、最近はイタリア紙にミクストメディアで表現されているため、色調に味わいが加わるようになった。
最近は、アジアが身近になったように、ニュースもアジアをとりあげる事が普通になったが、
30年以上前のインドといえば、関心をしめす人はほとんどいなかったように思われる。
武井先生の口癖は、60年代の学生闘争のあと、人間の本質を求める旅がヒマラヤを中心とした
インド、ネパール、ブータンへと駆り立てたという。そんな旅が今もつづいている。
世の喧騒を離れた環境で、自在に生きるとはこういうことかもしれない。